新茶の製茶がはじまりました(製茶の工場見学)
- 茶の蔵かねもブログ
- 2019年4月30日
- 読了時間: 2分
新茶の収穫がはじまり、いよいよ製茶がスタートです。4/27に、掛川市日坂にある御林茶業組合の製茶工場を訪れました。
製茶工場内は土足厳禁。訪問者はスリッパに履き替えます。届いた新茶は蒸す前に劣化しないよう低温をキープ。
次に、ベルトコンベアに乗せられて蒸されます。掛川の深蒸し茶は葉肉が厚いため、この「蒸す」工程が、一般的な煎茶と比較すると長くなります。それが、この地域で飲まれるお茶が「深蒸し茶」と呼ばれる所以です。
茶葉を蒸すのは酵素の働きで酸化するのを抑えるため。こうすることで、ビタミン類が失われずに製茶されます。ちなみに日本の緑茶は、中国茶や紅茶と異なり、飲んだり食べたりすることで唯一ビタミンを摂取できるお茶です。それもたっぷりと!野菜不足の方、必見ですよ!医学的な効果についてはこちらのページをご覧ください。
さて、蒸されたお茶の葉は乾燥機で乾かします。お茶の葉の約80%が水分ですので、乾燥するとかなり体積が小さくなります。
次に「手揉み」工程。とは言っても、最近は手揉みを専用の機械が行います。手揉みの機械の原型は、明治か大正時代にはもうあったとのこと。
こうして「荒茶」が完成します。荒茶は茶の蔵かねもの工場にて熟練の茶師(職人)による火入れ(コーヒーで言うところの焙煎)が行われ、みなさまにお届けする深蒸し茶となります。
新茶シーズンは工場はフル稼働!茶の蔵かねもも5月は休まず営業しております。掛川周辺にお越しの方は、ぜひお立ち寄りください。アクセスはこちら。
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