
茶の蔵かねもの
お茶づくり
- 日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(JONA)認定の有機栽培茶のこと -
有機栽培のお茶は、化学肥料から有機肥料に切り替えた翌年からすぐに美味しく飲める訳ではありません。そのため化学肥料を与えて育てたお茶と比較した場合、旨味が少ないと言われることがあるからです。しかし、茶の蔵かねもでは、茶園そのものを時間をかけてじっくり育て上げ、5年以上の年月を経て、十分な旨味を楽しめるお茶づくりに成功しました。
かねもの玉露*「一露」「雅」と、深蒸し茶「寧茶」は、自社の茶畑で有機肥料のみで、じっくりと育て上げました。安全で美味しい有機栽培茶をぜひご賞味ください。
*玉露は茶樹に被覆をして遮光しています。
世界農業遺産
茶草場農法について
- 次時代に引き継ぐ 生物多様性と
サステイナビリテ ィ -
茶草場農法とは、夏の間に茶畑の周辺に茂った草を刈り取って干した後に、茶園の畝の間に敷く伝統的な農法です。
敷き詰められた草は、長い時間をかけて分解されることで、良質な土壌を育み、おいしいお茶を育てます。また茶畑と同程度の面積を締める茶草場は、生物の宝庫でもあり、周辺地域の生物多様性に貢献しています。
かねもでは、この茶草場農法によって育てられた掛川産のコクと旨味の強い深蒸し茶をご提供いたしております。

独自の焙煎
(火入れ)
- 特注の火入れ釜と茶師の焙煎技術 -
かねもでは、すべてのお茶の火入れ(コーヒー豆で言うところの焙煎にあたること)を、熟練の茶師が行います。
かねもでは、収穫時期と茶葉の部位により、釜を細かく分け、火入れの程度を厳密に調整しています。
釜は、機械屋さん提供の既製の茶の火入れ釜を用いず、長年の経験と知識によってたどり着いた仕様の特注の釜です。
温度、時間などは茶師が茶葉の様子を確認した上で微調整。設定温度は1度違っても風味に大きな影響を与えます。茶葉の仕上がりは、味、香りを確認し、調整することにより安定した品質を維持しています。
